スタジオ撮影、屋外ポートレート|露出計フラッシュメイト L-308Xの使い方

単体露出計とは?

単体露出計とは、光を数値で確認できる測定器で、写真表現の基準となるものです。
測定方式の違いにより、反射光式入射光式の2つに分けられます。

測定方式の種類

①反射光式(カメラ搭載)
被写体から反射した光を測定する方式

被写体が白だとか黒だとか分からないため、測定した部分がグレー(中庸濃度)になる露出値を示します。

②入射光式(単体露出計)
被写体に当たる光を測定して露出を決める方式です。
18%グレーの反射率を持つ標準被写体が適性な状態で写るように露出を決定します。
バックの色(反射率)の影響を受けにくく、安定した露出が得られます。

なんだかややこしいですよね。
図にした方がわかりやすい。

どっち側で、何の光かの方がわかりやすいのかな?

(入射)被写体側から太陽や照明などの光を計測
(反射)カメラ側から被写体に反射した光を計測

ポートレートで計測する際の注意点

・顔の前で露出を図らなければいけない(セオリー)
・顔から離れた位置で測っても意味がない。

光球が被写体だと説明わかりやすいのかな?顔の部分を測定している。
もちろん人物以外のモノの場合も、その被写体の前で測ることは変わらない。

モデルさんに失礼がないように測る時はお声がけしてくださいね!

よく耳にする18%グレーとは?

人間の肌や日常的な被写体全体の平均的な反射率=およそ18%

“標準露出”=18%グレー

肌を正しく再現できる露出、一般的な情景なら適切に再現できる露出。

セコニック|フラッシュメイトL-308X(各部の名称)

電源ボタン 電源のオン・オフ
光球(受光部) 入射光式反射光式の切り換え
測定ボタン 選択したモードで測定します
モード選択ボタン フォトモード、HDシネカメラモード、シネカメラモードの3つのモードを搭載
ISO選択ボタン ISO ボタンを押しながらアップボタン、またはダウンボタ ンを押してご使用となる ISO(感度)を設定
シンクロターミナル シンクロコードでストロボなどに繋げることができる


写真撮影をメインで考えているのであればフォトモードで良いと思います。

<液晶の各部説明>※公式の説明書引用

カメラの設定をどのようにしたらいいのか?

・シャッタースピードを優先して撮るのか?
・F値(絞り)を優先して撮るのか?
・ISOの値も先に設定して撮影するのか?

いろいろなシチュエーションに合わせて定常光(AMBI/ambient)
スタジオのストロボでのフラッシュ光(CORD/NON)など組み合わせを選んで露出計で測って撮影してみてくださいませ!

まとめ

誰でも簡単に扱える値段的にもちょうどいい露出計だと思います。
ポケットにも入るくらいコンパクトですし、重くもないので便利でした。


Profile

 

森脇裕也(モリワキユウヤ)

Webデザイン・映像制作会社勤務を経て、2010年に独立。 現在は東京を拠点にアーティストのグッズデザイン、グラフィックデザイン、イラストレーション、広告スチールカメラマン、動画制作と幅広く活動中。



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モリワキユウヤ

デザイン・映像制作会社勤務を経て2010年に独立。 現在は東京を拠点にアーティストのグッズデザイン、グラフィックデザイン、イラストレーション、広告スチールカメラマン、動画制作と幅広く活動中。

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