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お気に入りの充電器が動かない…
私はSONYユーザーですので、バッテリーはNP-FZ100を使用しているのですが、
充電器「sony用/np-fz100ヘーネル ProCube2」が調子が悪くなりまして…。
アダプターが「ジージー」いってるんですよ。
液晶モニターも映らなくなりまして…これはアダプターの故障?
ケーブルを触ってみると、あら、ついたり消えたり…経年劣化?そこでアダプターを買い替えようといろいろ調べたことを記録しておこうとブログを書いております。
はじめになぜアダプターの知識が必要なのか?
・ACアダプターは多くの電子機器に不可欠。
・正しい知識がないと、機器の故障、アダプターの損傷、最悪の場合は火災や感電のリスクがある。
・トラブルシューティング、寿命まで、すべて知っておくと安全な選び方ができる。
①アダプターの基本表記の読み解き方

INPUT(入力)
例: 100-240V~ 50/60Hz 0.5A
左から電圧(V)、周波数(Hz)、電流(A)
電気は「水」に似ているらしい。水道から水が出てくるのを想像して読んでみてね。
100-240V: 国によって電気の勢いが違う
「100-240V」と書いてあれば、100Vから240Vまでの色々な勢いの電気を、このアダプターは使えるよ! という意味。
アダプターの「ワールドワイド対応」ってそういうことなんだねきっと。
日本のお家 | 100V |
アメリカのお家 | 120V |
ヨーロッパのお家 | 230V |
中国のお家 | 220V |
50/60Hz: 50Hzの速さの電気でも、60Hzの速さの電気でも、どちらでも使えるよ! という意味
電圧(V) | 電気の「勢い」や「高さ」を表す。単位は「V(ボルト)」 電圧が高いと、それだけ電気が強く流れる「勢い」がある、ということ。 お家に来ている電気は、だいたい**100ボルト(100V)**の電圧。これは、お家で使うほとんどの電化製品がこの勢いで動くように作られているからなのかな。 ※海外に行くと、200Vとか240Vとか、もっと高い勢いの電気を使っている国もある |
周波数(Hz) | 電気が「揺れる速さ」を表す。単位は「Hz(ヘルツ)」 お家に来ている電気は、プラスとマイナスが「いったりきたり」と向きを変えている。これが「交流(こうりゅう)」という電気。 周波数は、この「いったりきたり」が1秒間に何回繰り返されるか、という速さのこと。 日本には、この周波数が2種類あり、 ・東日本(東京など)は50ヘルツ(50Hz) ・西日本(大阪など)は60ヘルツ(60Hz) |
電流(A) | 電気が「流れる量」や「太さ」を表す。単位は「A(アンペア)」 アダプターに「1.5A」と書いてあったら、「このアダプターは、最大で1.5アンペアの電気を流せるよ!」という意味。 電化製品が「1.5Aの電気をちょうだい!」と言っているのに、アダプターが「ごめん、1Aしか流せないよ」となると、アダプターが頑張りすぎて熱くなったり、壊れたりしちゃうこともある。だから、必要な電流の量より、アダプターが流せる量の方が大きい方が安心ということのようだ。 |
OUTPUT(出力)
例: 12V⎓ 1.5A(1500mA)
電圧(V): 「DC 12V」は12ボルトの勢いの直流電気を出しますよの意味。
DC | 直流(ちょくりゅう)。英語の「Direct Current」の頭文字をとってDC |
直流を表すマーク
⎓ | (一本線の下に点線) 「直流だよ!」というマークで、上の線が「真っ直ぐな流れ」を表し、下の点線が「揺れがない」ことを示している。 |
= | (イコール)「直流だよ!」という意味で使われることがある。線がまっすぐで、流れが変わらないことを示している。 |
1.5A(1500mA)の場合どういったものを購入するのが望ましいのか?
アダプターに「1.5A」と書いてあったら、「このアダプターは、最大で1.5アンペアの電気を流せるよ!」という意味。
もし、電化製品が「1.5Aの電気をちょうだい!」と言っているのに、アダプターが「ごめん、1Aしか流せないよ」という、足りないアダプターだったとしよう。
これは、水がたくさん欲しい時に、細すぎるホースで水を送ろうとするのに似ている。
細いホースにたくさんの水を無理やり流そうとすると、ホースがパンパンになって破裂しそうになるよね?
電気も同じで、足りないアダプターに無理やりたくさんの電気を流させようとすると、アダプターは「うわー、もっと頑張らないと!」って熱くなります。
熱くなりすぎると、アダプターが壊れてしまったり、煙が出たり、最悪の場合は火事になってしまうこともあるから、とっても危ない。
だから、アダプターは、機械が「欲しい!」と言う電気の量(A)よりも、少し余裕を持ってたくさんの電気を流せるものを選ぶのが、安全で長持ちさせるための大切なポイント。
機械が1.5A欲しければ、アダプターは1.5A、2A、3Aなど、1.5Aと同じかそれよりも大きいものを選べば安心。
極性マーク(電気の「向き」を表す大切な目印)
乾電池にもプラス(+)とマイナス(-)があるように、直流(DC)の電気にも「向き」がある。
この向きが、アダプターと、アダプターをつなぐ機械(スマホやルーターなど)で合っていないと、機械が動かなかったり、壊れてしまったりすることがある。
その「向き」を表すのが「極性マーク」という、特別な記号。アダプターや、機械の電源を差し込む場所の近くに書かれていることが多いです。
①センタープラス/Center Positive(中央がプラス)
このマークは、「真ん中の丸がプラス(+)、外側の丸がマイナス(-)」という意味だよ。
ほとんどのアダプターがこの「センタープラス」。
②センターマイナス/Center Negative(中央がマイナス)
少し珍しいタイプだけど、ギターのエフェクターなどの音響機器で使われていることがある
間違えるとどうなるの?
機械が全く動かない | 一番多いパターン。電気が正しく流れないため。 |
機械が壊れてしまう | 保護回路がない機械だと、逆の電気が流れてしまい、内部の部品が壊れてしまうこともある。 |
アダプターが壊れてしまう | アダプターにも大きな負担がかかることがあるよ。 |
②見落とし厳禁!安全の証「PSEマーク」とは?
「PSEマーク」の概要と重要性
◾️PSEとは?
「Product Safety Electrical Appliance & Materials」の略。
「電気用品安全法」の規制を満たしていることを示すマーク。
◾️電気用品安全法とは?
日本国内で販売される電気製品による火災や感電などの危険・障害を防ぐことを目的とした法律です。
この法律は、対象となる電気製品の製造、輸入、販売を行う事業者に、安全基準の遵守とPSEマークの表示を義務付けています。
◾️マークがない製品や偽造品のリスク(違法性、安全性の欠如)
国から「許可」を得るわけではありません。
電気用品安全法に定められた以下の義務を事業者が自らの責任で果たし、その証として製品にPSEマークを表示することを「PSE取得」と呼んでいます。
◾️PSEマークの種類「ひし形PSEマーク」と「丸形PSEマーク」の違い
ひし形PSEマーク | 特に危険な製品に付く。国の専門機関が厳しく安全をチェックしている証。 「特定電気用品(とくていでんきようひん)」という種類の電気製品。 もし何か事故が起こると、火事になったり、感電したりする危険が特に大きいと考えられている電気製品。 ACアダプター(今回のアダプターもこれだね!)、延長コード、電気ヒーター、電気マッサージ器など、全部で116種類もの製品がこのグループに入っている。 |
丸形PSEマーク | 一般的な電気製品に付く。会社が自分たちで責任を持って安全をチェックしている証。 テレビ、冷蔵庫、電子レンジ、LED照明、モバイルバッテリーなど、全部で341種類もの製品がこのグループに入っている。 |
どちらのマークも、その製品が日本の電気用品安全法という法律のルールを守って作られている、安全な製品だということの目印。
だから、電気製品を買う時は、必ずどちらかのPSEマークがついているかを確認してね!ということ。
ついていない製品は、ルールを守っていない危ないものかもしれないから、買わないように気をつけよう!
③正しい選び方で安心!DC 12V 1.5Aアダプター購入ガイド
実際に粗悪品を避けるため、新しいアダプターを購入する際の具体的なステップ。
1)接続する機器の「入力電圧」と「入力電流」を確認する: どこに記載されているか(機器本体、取扱説明書)を説明。
2)アダプターの「出力電圧」が機器の電圧と一致しているか確認: 今回で言うと12Vを選ぶこと。
3)アダプターの「出力電流」が機器の必要電流以上か確認:例 1.5Aの機器には1.5A以上(2A、3Aなど)を選ぶ。
4)プラグの形状と極性を確認する: 最も間違いやすいポイントなので、具体的な図や写真で説明できると良い
(例: センタープラス、外径・内径のミリ単位での確認)。
5)PSEマークが付いているか確認する: 日本国内での購入では必須であること。
④危険信号を見逃すな!アダプターの寿命と交換のサイン
残念ながらアダプターも消耗品なので、永遠に使えるわけではない。
ではどんなタイミングで交換するのが良いのか?
今回私であてはめてみると、2020年の9月に充電器購入しているので…5年くらいは経ってますね。
改めて確認すると長く使ってます。お疲れ様、本当に感謝!
寿命の目安 |
一般的な使用状況における寿命(例: 3〜5年)と、環境要因(高温多湿、常時通電)による変動。 |
交換を検討すべきサイン |
・異常な発熱: 触れないほど熱い、焦げ臭い匂い。 ・異音(ジージー音など): ・通常レベルのコイル鳴きと、異常な音(パチパチ、急な大音量、高周波音)の違いを解説。 ・異常な音は内部部品の劣化や故障の可能性を示唆。 ・ケーブルの損傷: 断線、被覆の破れ、変形。 ・プラグのぐらつき、変形: 接続不良の原因。 ・機器の動作不安定: 電源が頻繁に落ちる、ノイズが入るなど。 ・アダプター本体のひび割れ、変色。 |
まとめ、今回はどうしたのか?
これまで触れた内容に沿って「sony用/np-fz100ヘーネル ProCube2」に合う、DC12Vのアダプターをamazonで購入!
とにかくたくさん種類があるので迷いましたが、どうにか12Vの3Aのアダプターを購入。

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